「……よし」
「『流行(はやり)の絵なんか…と愚痴るその男、』」
「『生まれてこのかた、浮世絵など見たことがない。
どころか、世間、浮世、世情すら知りもしない落ちこぼれ』」
「けっ! 見なくたってわかるさ。 ちやほやされてるだけの絵だ。
ただ綺麗で、ただ派手で、ただ……!」
くわんと頭一つ横に揺れ
まま地べたに這いずる
その様、虫の如くある
洗練された筆運び
繊細且つ大胆な構図
華麗で優美で艶やか
内面さえも描き出している これが…
「『…本物か。 男は瞬時に悟った』」
「俺なんか足元にも…」
「『男、言葉を呑み込む』」
見せつけられた
まざまざと
及ばぬ力
ありありと
認められなければ
認められなければ
いないのと同じ
「……描くしかないだろ…。 絵だけが俺の存在の証。
描かなくなった俺なんか…」
「『だが、と男は逡巡した』」
俺に描けるか? あの絵が…
俺には描けない あの絵は…
売れないなら それまで
やめるしか… ないのか?
「『いや…』」
「俺には描ける。 描けるんだ…」
お前には描ける あの絵が…
お前には描けるんだ
世間を驚かす絵を
必ず生み出せる…!
「描けるわけないだろ」
「……え」
「俺には描けない。 俺にはあんな絵は描けない。
誰も俺を見てくれねぇ。 俺はいないのと同じ。」
「……!」
売れないなら それまで
やめるしか… ないのか?
項垂れる男
口から漏れるは業 欲 卑怯姑息
流行(はやり)の絵を批判することで己を保ち
お天道様に唾を吐く
「やめろ…勝手に進めるな……」
「!」
「……書けるわけないだろ」
「恨み辛みばかり綴ってきたこの筆で、
一体何を描(えが)けるってんだ」
「……」
「お前は書きたいんじゃない。
自分を罵ってきた連中を負かしたいだけだ」
「違う…」
「違わない」
「違う…」
「違わない」
「……わたしには書きたいものが」
「わかってんだろ!? 誰もお前のことなんか見てくれない。
……ひゃっはっはっ」
「……」
「…いいじゃないか。 この世への恨みを好きなだけ描(えが)けばいい。
心の中のどす黒いもンぜーんぶ吐き出しちまえよ。 すっきりするぜ」
「……」
「『流行(はやり)の絵なんか…と愚痴るその男、』」
「『生まれてこのかた、浮世絵など見たことがない。
どころか、世間、浮世、世情すら知りもしない落ちこぼれ』」
「けっ! 見なくたってわかるさ。 ちやほやされてるだけの絵だ。
ただ綺麗で、ただ派手で、ただ……!」
くわんと頭一つ横に揺れ
まま地べたに這いずる
その様、虫の如くある
洗練された筆運び
繊細且つ大胆な構図
華麗で優美で艶やか
内面さえも描き出している これが…
「『…本物か。 男は瞬時に悟った』」
「俺なんか足元にも…」
「『男、言葉を呑み込む』」
見せつけられた
まざまざと
及ばぬ力
ありありと
認められなければ
認められなければ
いないのと同じ
「……描くしかないだろ…。 絵だけが俺の存在の証。
描かなくなった俺なんか…」
「『だが、と男は逡巡した』」
俺に描けるか? あの絵が…
俺には描けない あの絵は…
売れないなら それまで
やめるしか… ないのか?
「『いや…』」
「俺には描ける。 描けるんだ…」
お前には描ける あの絵が…
お前には描けるんだ
世間を驚かす絵を
必ず生み出せる…!
「描けるわけないだろ」
「……え」
「俺には描けない。 俺にはあんな絵は描けない。
誰も俺を見てくれねぇ。 俺はいないのと同じ。」
「……!」
売れないなら それまで
やめるしか… ないのか?
項垂れる男
口から漏れるは業 欲 卑怯姑息
流行(はやり)の絵を批判することで己を保ち
お天道様に唾を吐く
「やめろ…勝手に進めるな……」
「!」
「……書けるわけないだろ」
「恨み辛みばかり綴ってきたこの筆で、
一体何を描(えが)けるってんだ」
「……」
「お前は書きたいんじゃない。
自分を罵ってきた連中を負かしたいだけだ」
「違う…」
「違わない」
「違う…」
「違わない」
「……わたしには書きたいものが」
「わかってんだろ!? 誰もお前のことなんか見てくれない。
……ひゃっはっはっ」
「……」
「…いいじゃないか。 この世への恨みを好きなだけ描(えが)けばいい。
心の中のどす黒いもンぜーんぶ吐き出しちまえよ。 すっきりするぜ」
「……」
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