フロム・ヘル

ああ 満ち足りん 壁紙の模様 なぞりながら
ふと思い立って 部屋を出る
ああ 季節が 変わっていたのか
閉じこもってちゃ何も分からないね

そして外はぐにゃぐにゃの街
通り過ぎる誰もが 僕のことを睨んでいる
もう 戻らない 中途半端に賢くなってしまったのは

バスに乗ったら イヤホンで閉じて
読みたい本を数えてみよう
寝たふりの午後を恥じても どうせすぐには変われない

ここは地獄か 天国ではないな
ほしい と いらない をわがままに振り分ける
足りないと喚くのに 受け取れないんだ
気づけば あの 湿った部屋の中

夕方が重く 何もない日にのしかかる
何もないから怖いのに ここから1歩も動けない

ここは地獄さ 何万年もずっと
同じこと繰り返してるみたいだ
僕の地獄を踏みつけるやつらをひとり残らず引きずり込んでやる
ここは地獄さ 異論は認める
生まれ変わったとて どうせ次も僕のまま
足りないものをもっと欲しがっていよう
いつでも この 湿った部屋の中
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