ゆうべ食べた納豆のスパゲティ、あれ美味かったなぁ。

ウルフルズ
ゆうべ食べた納豆のスパゲティ、あれ美味かったなぁ。
人間の愛とは、相手に注ぐものであると同時に 過去の自分に与えるものなのではないかと思っている。 (島本理生『イノセント』より引用) 今日のうたコラムでは、作家・島本理生さんの小説に綴られていたこの言葉の意味を、さらに歌詞で深く実感できるような新曲をご紹介いたします。2019年6月26日に“ウルフルズ”がリリースした、約2年ぶりのオリジナルアルバム『ウ!!!』の収録曲「生きてく」です。実はこの歌、カップルや夫婦の長続きの秘訣もギュッと詰まっているんです。 ゆうべ食べた納豆のスパゲティ あれ美味かったなぁ 急に腹減ったっていう僕に 君がサクッと作ってくれたやつ ごめんねいつも 頼ってばかりで 好き勝手に 突っ走ってばかりで 君は今 あくびして 鼻歌は うろ覚えの Choo Choo Train 「生きてく」/ウルフルズ こうして幕を開ける歌。まず<僕>から<君>への“尊敬”や“感謝”が伝わってきます。日常をおざなりにしていれば、今日食べたものでさえ忘れがちなもの。でも一分一秒をちゃんと“味わっている”ひとは、当たり前のなかのささやかな特別を逃さないのです。だからこそ<ゆうべ食べた納豆のスパゲティ>の美味さも思い出せるのでしょう。 同時に、それを<サクッと作って>くれることへの“尊敬”や“感謝”も抱くことができるのでしょう。さらに<納豆のスパゲティ>はきっと一例。自分は<いつも 頼ってばかりで 好き勝手に 突っ走ってばかり>であることを自覚している主人公。そんな<僕>に常に<サクッと>愛を与え、寄り添ってきたくれたのが<君>なのだと思います。 また、言葉にされていなくとも<君>から<僕>への“尊重”がわかりますね。尊重しているから、相手が<頼ってばかり>でも<突っ走ってばかり>でもずっと愛せる。その“尊重”は<僕>からの“尊敬”や“感謝”が十分に伝わっているからこそ。こうして二人はお互い満たし合っているのです。ふと漏れる「Choo Choo Train」の鼻歌には、そんな日々を楽しく愛おしく思いながら暮らしている<君>の心が表れているのでしょう。 これからの僕が これまでの僕の 七転八倒を 愛おしく 誇らしく 間違ってない 結果オーライ そう言えるように そんなふうに 思えるように 生きてく 君と生きてく 「生きてく」/ウルフルズ そしてサビフレーズ。ここではまさに、冒頭でご紹介した言葉の意味を噛みしめることができます。<君>がいるから、<君>に愛を注げるから、徐々に<これからの僕>は<これまでの僕の 七転八倒を 愛おしく 誇らしく 間違ってない 結果オーライ>と思えるようになっていくのです。つまり、過去の自分にも愛を与えているのです。 これからの君を これまでの君より しあわせにしてみせる これからの僕らが これまでの僕らに 間違ってない 無駄なんかない 間違っても 結果オーライ そう言えるように そんなふうに 思えるように 生きてく 君と生きてく 「生きてく」/ウルフルズ さらに過去の自分のみならず、過去の<僕ら>にも愛は注がれてゆきます。人生すべてが愛おしく思える未来に<僕ら>は今、向かっているのです。それは“願望”ではありません。<しあわせにしてみせる>、<君と生きてく>という断言、誓い、決意表明なのです。そんな強い強い愛が歌われているのが、この「生きてく」という楽曲です。 人生のバトンを 僕が僕に つないで そして君と 手をつないで 僕ら生きてく そう 生きてく 「生きてく」/ウルフルズ みなさんはパートナーに“尊敬”や“感謝”や“尊重”ができていますか? それらをちゃんと受け取っていますか? 昨日、一緒に食べたご飯を覚えていますか? 日常をちゃんと味わっていますか? 過去にも、今にも、未来にも、愛を与えていますか? 大切なことを思い出させてくれる、ウルフルズ「生きてく」をぜひ、あなたにとっての大事なひとを思い浮かべながら聴いてみてください…! ◆紹介曲「 生きてく 」 作詞:トータス松本 作曲:トータス松本 ◆ウルフルズ New Album『ウ!!!』 2019年6月26日発売 初回限定盤(CD+Blu-ray) VIZL-1607 ¥5,200+税 初回限定盤(CD+DVD) VIZL-1608 ¥4,600+税 通常盤 VICL-65210 ¥2,800+税 <収録曲> 01. センチメンタルフィーバー ~あなたが好きだから~ 02. リズムをとめるな 03. ワンツースリー天国 04. ひとつふたつ 05. ありがっちゅー 06. 生きてく 07. 抱きしめたい 08. 変わる 変わる時 変われば 変われ 09. パワー 10. 愛がなくちゃ(2018ver.)























