蒼く浮かぶ月

白い吐息が雪の空滲んでいく
落ちる結晶は心を見透かすように

あの時どうすれば途方に暮れる貴方を
壊さないまま手を離さずにいれたのだろうかと

蒼く浮かぶ月が放つ光は幻想描き
見えない未来にその姿を映し出して奪っていく

消える前に記憶を凍りつかせて
手のひらからもう溢れないように

視界広がる地平の向こう側へと
どこまで歩けばその先へ行ってしまえるの

貴方がいつしか見たいと言った景色を
前にしながら届かない言葉を綴っていくだけ

蒼く浮かぶ月の下で同じ思いを抱いて
儚く途切れていただけの二人はまた出逢えると

消える前に記憶を凍りつかせて
面影まで流れ落ちないように

雪が溶けて春の風が未来を見せる季節に
立ち尽くしているその視界にまた現れ 手を握る

ただ季節が移り変わっていくだけ
世界が終わってまた始まっていくだけ
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