Remember

ひと仕事終えて呼吸をして
浮かべるのは去り際の笑顔
争えないのも掛かりっきりになるのも
それはそれでまた考えものだったんだ

ああやってこうやってそうやって
どうやって守れただろう愛しい日々を

覚えたてのたばこ燻らして
返す返すあなたの香り探している
急ぎすぎだった答えをまだ夢見て
笑っちゃうでしょ
全部優しいあなたのせいよ

大自然仰いだ春の青々しさも
終映間近で見た映画も鮮やかなまま
唯一あやふやなのは
あなたによく作ったジェノベーゼ
なんか味が決まらないの

強がって怖がって寒がって繋がった
愛しい日々よ

壊れかけのスマホ動かして
一つ一つあなたの声を辿っている
もう疾うに枯らした花に水遣りして
笑っちゃうでしょ
全部優しいあなたのせいよ

目紛しく移ろう季節に恐れることを咎めないで
いずれ透き通る運命ならなおさら縋っていたい
記憶の中を右往左往して

薫りたての秋風に乗って
叶うならばあなたの横にもう一度
雨が撫でるように鳥が踊るように
気付けば並んでいた なんてさ
裏返しの簡素なピリオド
笑っちゃうわ
全部あなたで出来ていたようです
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