| それぞれのテーブルちあきなおみ | ちあきなおみ | Jean Claude Jouhaud・Arlette Tabart・訳詞:真咲美岐 | Alice Donadel | 後藤次利 | 店のドアが開き 入って来た人は 貴方だった 二人でこの店 良く来た頃が よみがえる そしらぬふりしてタバコをつけても もう駄目なの 今は振り返り笑う勇気さえ 失くしたの 貴方の腕にいる若いあの子は 幸せそうね 貴方もやさしくほほえんでいる 楽しそうね 昔はすべてを分かちあった 私達 今はそれぞれの別のテーブルに 坐ってる バツの悪そうな 貴方の笑顔は昔のままね あいも変らず 手品のように 魅力的よ 私はそれにはもう慣れてると 思ってたのに 同じテーブルの友達の声も 聞えない 恋が終った時 人はそれぞれの 別のテーブルにいるのね |
| 女はアクトレスちあきなおみ | ちあきなおみ | Vito Pallavicini・訳詞:福永史 | Salvatore Cutugno | 後藤次利 | 小意気な女が 今日の役柄 悲しいそぶりは 肩で演技(しばい) 去ってく男を追っても 無駄よ やさしさなんて 夢の夢ね 私は女 涙も流すわ 不安な恋に せつなく沈む だけど今夜は いつもと違うの ためしてるなら 許したくない 待つことだけなら 流されるだけ 落した涙は 時がかくす 成り行きまかせ 恋の行方は ふり向くなんて せりふにないわ 私は女 はげしい女よ 不安な恋に とどまりはしない 軽い甘えで しゃれているのなら 許さないわよ 全て終りよ |
| 18才の彼ちあきなおみ | ちあきなおみ | Pascal Sevran・Serge Lebrail・訳詞:来生えつこ | Pascal Auriat | 後藤次利 | 乗り継ぐ汽車に遅れたせいなの このホテル ひと晩だけの 通りすがりなの この恋も ガラスのラウンジ しきりに横眼で 合図する あなたの若さに とまどいながらも 惹かれてた 最初は少しけんかをしたけどいい人ね ふしぎなさだめと 今は思うだけ気にしない 軽くカールした くせ毛にふれると 照れるけど 強い口づけは 年のひらきなど 感じない 翌朝ほんのり 昨晩(きのう)の名残りを たたえて ためらいながらも 旅立ちの朝に 手を振った 本気と浮気のあいだを上手に すり抜けて 年下の彼は かりそめの こいびと |
| 雨に寄りそって(悲しきマリー)ちあきなおみ | ちあきなおみ | Jean Loup Dabadie・Michel Polnareff・訳詞:小比野木七枝子 | Michel Polnareff | 安川ひろし | 人影まばらな店の壁に 降り出した雨が映っているわ 忘れかけていた悪い夢ね ぐっしょり髪まで濡れた街角 置き手紙残し 消えた男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも あなたもやっぱり同じかしら 優しい仕草が似ているように けれど信じたい この温もり 心に傷跡もつもの同志 あなたのトレンチ 二人かぶり 目前(めさき)の利かない 夜の街へ 置き手紙残し 消える男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも 雨に寄り添って 生きてる いつも… |
| すり切れたレコードちあきなおみ | ちあきなおみ | Michel Emer・訳詞:来生えつこ | Michel Emer | 安川ひろし | 街の片隅の 小さな酒場 失くした時間を 取り戻す店 黄ばんだ絵ハガキ 壁に揺れてる 女はやさしく 瞳を閉じる 船の汽笛は むなしくひびくが 想い出乗せて レコードは唄う… いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今も目に浮かぶ 彼の面影 白い歯ならびと 素直な髪と 少し投げやりな 言葉つきまで 愉しい月日は つかの間だった 若い二人は いつも寄り添って 強いお酒に 夢をとかしてた いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今夜も女は 強いお酒の 魔力を信じて 彼を待ってる 古い絵ハガキは 最後の船便(たより) 今では噂も 聞こえないのに 船の汽笛は むなしくひびくが 酒場の隅で レコードは唄う いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう |
| 私は愛されるのが好きちあきなおみ | ちあきなおみ | Pierre Delanoe・訳詞:水谷啓二 | Gilbert Becaud | 安川ひろし | DANCE まずは そして 口づけて 抱きしめて頂戴 今夜が決め手 CHANCE 今は 誰も この心 奪えはしない あなた以外は 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから DANCE まずは そして 口づけて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 囁いて頂戴 愛の言葉を KISS 深く 灯り 消し去れば 二人の夜が それで始まる 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き |
| たそがれ仕度(しのび泣き)ちあきなおみ | ちあきなおみ | Colette Remy・Jacques Demarny・訳詞:小比野木七枝子 | Jean Claudric・Enrico Macias | 安川ひろし | 遠い樹海へと 夕焼けが溶けてゆく 下げたトランクの 重みだけ増す 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛をとりかえす つもりだった 長い悲哀(かな)しみと 優しさの 二本道 そうね 苦しみを 選ぶことないわ 長いレール闇が下りて 暗い駅で一人きり 家具は マホガニー なつかしい 琥珀色 全て始末した 旅に出る朝 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛のたそがれを 恐れてた チェスも お喋べりも 何もかも すててきた シャワー 栓しめて 鍵もすてた朝 |
| 昔かたぎの恋ちあきなおみ | ちあきなおみ | Charles Aznavour・訳詞:来生えつこ | Georges Garvarentz | 後藤次利 | 白い手袋 落としたのが きっかけなの 嘘じゃないわ まるで古い 映画みたい 時代おくれ それでいいわ 電話ひとつも かけはしない いつもここで 土曜の夜 偶然そうに 落ち合うだけ 愛のかたち それぞれでしょう つばの広い 帽子が好き 襟足上げて ピンでとめて 髪をくずすその瞬間 抱きしめられ 時が止まる 時代おくれ それでいいわ |
| 愛のために死すちあきなおみ | ちあきなおみ | Charles Aznavour・訳詞:水谷啓二 | Charles Aznavour | | 2本目の煙草に あなたは火をつける それを喫ったなら 行くのね ほんの少しの時間(とき) それはあなたの為? いいえ 私への優しさ? いいのよ 気をつかわなくても どうぞ お行きなさい あの女(ひと)の待つ処(ところ)へと 今夜かぎりだけど 特別な言葉は かけずに 送るわ あなたを 別離(わかれ)を美しく 飾り立てるほどに 若い心など 無いのよ あなたと暮らし出す 遠の昔にもう そんな幼さは 捨てたわ いいのよ 全て捨ててしまう だから 忘れた頃 電話かけたりしないでね 今夜一晩だけ 昨日(きのう)をそのままに 主人(あるじ)を失くした 愛さえ いいのよ 何も残さないで だけど この心は 持ち去らないで出て行って 明日の今頃は きれいに忘れるわ きっと忘れるわ 忘れてみせるわ あなたを |