| 忘れてしまおうサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 胸元を締めつける重たくて熱いかたまりが きみのこと思い出せ思い出せとうるさいんだ ぼくはただ歩き疲れ ひび割れた真っすぐな道で 引きずった足休め 煙草をくわえ火を点けた すると空に大きな黒雲が肩をいからせて 突然の大粒の雨がぼくを襲うよ ここがどこかなんて 忘れてしまおう ひとり飲むコーヒーは終わったばかりの恋の味 窓際にきみの写真 悲しみに暮れる日曜日 ぼくはただふらふらと だれも知らない海辺まで 風景と静けさの中 水平線を眺めてた すると海に真赤な太陽がザブンと飛び込んで 突然の冷たい水しぶきが目を覚まさせる ここがどこかなんて 忘れてしまおう 夕立ちが黒くアスファルト濡らす この道がどこへ行くかなんて忘れてしまおう 忘れてしまおう すると空に大きな黒雲が肩をいからせて 突然の大粒の雨がぼくを襲うよ すると海に真赤な太陽がザブンと飛び込んで 突然の冷たい水しぶきが目を覚まさせる ここがどこかなんて 忘れてしまおう |
| 白い恋人サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | サニーデイ・サービス | ぼくらはきっと日曜日の朝に めまいがするような朝日を見る 地平線の向こうへとひるがえる 蒼い太陽の陽ざしの中で 明るいうちに約束しよう その後には熱いくちづけを どこからか情熱の風が ふたりを誘えば くずれ落ちて もつれ合って 浮かんでは沈んで 教会の鐘の音だけが聞こえて来るんだ さよならは日曜日の朝に 青空の墓場に刻み込んで 手は振らずに 言葉もかけずに 雲の切れ間に預けておこう 明るいうちに約束しよう その後にはきっとくちづけを どこからか栄光の風が ふたりを誘えば くずれ落ちて もつれ合って 浮かんでは沈んで 教会の鐘の音だけが聞こえて来るんだ 日曜日の白い恋人 紅い花びらに包まれて Woo くずれ落ちて もつれ合って 浮かんでは沈んで 教会の鐘の音だけが 聞こえて来るんだ くずれ落ちて もつれ合って 近づいては離れて 教会の鐘の音だけが 聞こえて 聞こえて来るんだ |
| JETサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | ネオンの色が露路から流れ出して集まって 表通り佇んだきみのことを照らし出す どこから来てどこへ行く 果ては闇の向こうまで 忍び寄るほどに遠くへ離れて行くいつもの夢 いつかどこかで逢ったような記憶 辿るほどにもつれて行く すれ違いざまに涙あふれ こぼれ落ちたら 夜は鮮やかなまま ほらほらきみの瞳どこか遠く見つめている 街の色を映して哀しそうに遠くを見る どこから来てどこへ行く 果ては闇の向こうまで 忍び寄るほどに遠くへ離れて行くいつもの夢 いつかどこかで見たような記憶 辿るうちにもつれて行く すれ違いざまに涙あふれ こぼれ落ちたら 夜はにぎやかなまま いつかどこかで見たような景色 辿るうちにもつれて行く いくつもの幻を見たんだ 探るほどにほどけて行く いつかどこかで逢う約束して忘れてしまう物語 すれ違いざまに涙あふれ こぼれ落ちたら 夜は鮮やかなまま |
| 知らない街にふたりぼっちサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | バスが石畳の街走るよ 坂を登りきって見えなくなれば 今日は帰れないから 夜にくるまって外へ出るよ だれもいない表通り 知らない街にふたりぼっち 愛しいきみのとなりにぼくが並んで歩くよ 遠くには街灯り 月がきみの瞳に登ればそれはいつもの恋のあいず 明日もその次の日も 夜は深い青に埋もれて 見たこともないこの街で 泣かない夜にふたりぼっち 愛しいきみのまぶたをぼくがたったひとり閉じるよ うっすらと月あかり 知らない街にふたりぼっち 泣かない夜にふたりぼっち 知らない夜にふたりぼっち |
| 96粒の涙サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | サニーデイ・サービス | あの丘の上湧きたつ碧く深い泉は ぼくが昨日流した きみのための 涙さ あふれ出しこぼれ落ちる光るしずくに託す恋よ 悲しい心からしたたる96粒の涙よ まだ若い泉を見てきみは思い出すだろう さみしい結末の映画を観た後に流した涙を あふれ出てこぼれ落ちた光るしずくがしった恋は 忘れようとしても思い出す96粒の涙さ 遠くに流れる川を目をこらしてながめれば 瞳に映ってそのまま頬をつたいきみを濡らすだろう あふれ出しこぼれ落ちる光るしずくは街へ出て 恋人たちを洗い流せ96粒の涙よ |
| 雨の土曜日サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 放たれる矢のようにこぼれ落ちたしずくが ぼくを突き刺したらそれが始まり 鳥はすぐに街の上を飛び去ってどこかへ 高層ビルの窓が輝き出す頃は いつもとはちょっと違うこんな雨の夕方に そっぽ向いた空を見上げ何を待つ 傘をささずに歩こう 長い髪濡らしたままで 雨のにおいだけがぼくをつつむ きみがどこにいるのか考えなくてすむように 青白くけぶった街並みへと向う いつもとはちょっと違うこんな雨の土曜日に そっぽ向いた空を見上げ何想う いつかどこかで聞いた哀しい話しのように 恋人が去って涙してそれでおしまい 水たまりに映った自分の顔をじっと見つめて 青白くけぶった街並みへと向う いつもとはちょっと違うこんな雨の土曜日に そっぽ向いた空を見上げ何を待つ |
| 愛と笑いの夜サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 愛と笑いが溢れるそんな夜 きみが恋するこんな夜 だれかの想いも海を渡り 倫敦の霧の向こうに消えて行くような そんな夜がある 目が覚めると思いがけずカーテン越しに 太陽が覗いたそんな朝 小鳥のさえずりも山を越えて 西部のほこりの向こうに響き渡れ そんな朝がある |
| 週末サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | オレンジ色の車を借りて土埃りの道走る その気になれば なりさえすれば きみの街までひとっ飛び 途中で電話をかけて 優しい言葉で喋ろう そう思う ゆっくりと だけど確かにおだやかに時間は過ぎる 気付いたらもうこんな所だなんてぼくなんか思ってしまう 寄せては返す波のように土曜日へと走る車の中 お楽しみはこれからさ 週末にみんなが待ってる だれかには言ったけどだれかには言ってない事思い出す 途中で電話をかけて 可笑しい話はなそう そう思う ゆっくりと そして静かにおだやかに時間は過ぎる 気付いたらもうこんな所だなんてぼくなんか思ってしまう 寄せては返す波のように土曜日へと走る車の中 |
| サマー・ソルジャーサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | サニーデイ・サービス | 暑さにまかせ ふたりは街へ出た 夏の太陽ギラギラまぶしいから 蜃気楼がゆっくり近づいたら 立ち止まってふたりを狂わせる きみの瞳濡らすのは 遠くに見える海なのか ぼくの心揺らすのは 溶け出して行く季節なのか 愛しあうふたり はにかんで なんにも喋らず 見つめあう それは天気のせいさ せいさ せいさ せいさ いつでも夏は ふたりを放り出す 血を流させてそれでもそのままで ビルの群がグラリと波打ったら おおいかぶさってふたりを狂わせる その唇 染めるのは 彼方に沈む夕陽なのか ぼくの心つかまえて 青ざめさせる恋の季節 愛しあうふたり はにかんで なんにも喋らず 見つめあう それは天気のせいさ せいさ せいさ せいさ それはほんの八月の冗談だったんだ 心震わせ言葉つまらせ 囁いてみただけさ 愛しあうふたり はにかんで なんにも喋らず 見つめあう それから先は hey hey hey… hey hey hey… hey hey hey… hey hey hey… hey hey hey… 八月の小さな冗談と真夏の重い病い 天気のせい それは暑さのせい それから先は… |
| 海岸行きサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 渚には語られなかった物語が眠ってるんだ 熱く焼けた砂浜を歩く 真昼の夢を探しに行こうか 渚にてふたりは冬を待つ ふたりだけで季節を越えようか 麦わらをまぶかに被った可愛いあの娘が微笑みかけた すぐに秋が来て海にはだれもいなくなる 砂浜にパラソルの色が溶け出して遠くまでひろがった どこからか子供たちの声が聞こえて来たそんな夏の午後でした 太陽が沈みかけたら波打ち際に文字を書こう いつもなら消えてしまうそんな言葉を焼きつけようか 渚にてふたりは漂う 水平線を越えてしまおうか 麦わらをまぶかに被った可愛いあの娘が目を閉じた すぐに秋が来て海にはだれもいなくなる 砂浜にパラソルの色が溶け出して遠くまでひろがった どこからか汽笛を鳴らす船が近づいてそしてまた遠ざかった |