| ベルベットおいしくるメロンパン | おいしくるメロンパン | ナカシマ | ナカシマ | おいしくるメロンパン | 二度と解けない 風に舞う白いベルベット 先天的な差異も 取るに足らんような誤解も 白シャツにこぼした憂いも 人知れずシミになっていた 君がこの街を去って 僕がその答えを知って どれだけ経つだろう 風も色も変える頃さ 愛も解も才も他意もないの なんて純真無垢な 礼と無礼と灰色の 毛糸編んで頂戴生涯 息を吸って吐いて吸って吐いて 今日も少しずつ濁り続けてゆく 二度と解けない固結びの言葉 君の髪飾り 風に舞う白いベルベット 厭世的な僕と とびきり楽観的な態度 時折思い出すくらいよ 気づけばシミにも慣れた どうやったってそうだ 今更考えたって無謀だ 君には白がよく似合うのに ああ、ごめんね 点も線も縁も何もないの そんな曖昧模糊な 凡も非凡も無論 リボンで巻いて頂戴生涯 息を吸って吐いて吸って吐いて 今日も少しずつ濁り続けてゆく 二度と解けない固結びの言葉 痣になる前に千切れないのは弱虫? あの日から 君のいない街で 君のいる世界で 僕は生きてる 息をする 鮮やかに染まるように |
| 夜顔おいしくるメロンパン | おいしくるメロンパン | ナカシマ | ナカシマ | おいしくるメロンパン | 25時のビル風 乾いていく髪の匂い 刃こぼれした台詞と 君の手のぬるい感覚が ずっと ずっと 残る まだ 忘れないで 忘れないで って何度でも 書き足した線で もう 原形が分からないの 君のように 君のように 笑えなかったことは 今も覚えてる あの日から僕だけが 大人になってしまった 君にきかれた花の 名前だってあの頃は知らなかった ずっと ずっと 残る 霞んでいく 燻んでいく 夜 まだ 萎れないで 萎れないで って何度でも 感情を注いでも 蝕む不治の病 「夏がくれば、さよならだね」 って涼しげな横顔 月が照らしていた 季節が巡れば 幾千の花が咲く 君の中の空欄 一つの花の名前 今の僕ならそれを 埋めてあげられるのに 今の僕には君が いつまでも埋まらない空欄 ねえ 君のように 君のように 笑うけれど 降り出した雨に 輪郭が崩れてくの 忘れないよ 君と僕は 空欄のままでいいよ 空が白んでく |
| マテリアルおいしくるメロンパン | おいしくるメロンパン | ナカシマ | ナカシマ | おいしくるメロンパン | 決まってあなたは計算なんかを嫌って ハムレット 読み飛ばす結末が気になって 紫外線 抉り抜く繊細なシルエット 悠々 火をつける一本のシガレット あなたの瞳で揺れる夏が 実態に価値なんてないことの 確かな証明 回る日傘の陰の中で 運命なんてものがないってこと ちゃんと教えてよねえ 机上論 あなたは真相を解き明かして 欠損だらけの平凡を脅かしていく 踵を踏んで歩かないで無惨に潰したコンバース きっと全てが乱暴なアンチテーゼ あなたにこの手が触れるたびに 永遠なんてものがないってこと 僕は思い知る 潮風荒ぶ空の下で 一瞬で錆びてしまう今を 何度も繰り返しながら 触れはしないものだけを信じていたいのさ どうせ僕らも少しずつ朽ちてゆくなら 波の音 空の色のように 何度でも僕らは別人になって その度また平凡を否定し合うだろう あなたがこの手を解く頃に 永遠が確かにあったこと僕は知る あなたの瞳に映る僕の 瞳に映るあなたに僕は見惚れてる それが答えではないことも 正解に価値なんてないことも 僕に教えてよ 運命なんてものがないってこと ちゃんと教えてよねえ |
| 波打ち際のマーチおいしくるメロンパン | おいしくるメロンパン | ナカシマ | ナカシマ | おいしくるメロンパン | 波打ち際のマーチ 歩いていこう濡れた靴鳴らして 足跡は残すつもりなど無いのさ 思い出なら 波よ攫え 傷に染みる潮風の歌 ひとり口ずさめば 心の風車は回る 今日もくるくると回る トリコロールに染まる彼方 街は寝息の中 甘い夢の続きを見よう 虹のアーチ 歩いていこう 折れた傘は捨てて アルバムに残す写真などないのさ 思い出なら 錆びてしまえ 時にはくもり空 不安と期待の中 沈んだりする それでも深い眠りから 冷めた頃にまた踏み出して行ける 青く滲んで揺れる蜃気楼 ガラス瓶の底で覗いた明日 空想海岸へ 歩いていこうぜ 振り返らないで 君の手を引いて あの海の果てまで どこまでも この夢はずっと夢のままでいいよ 終わりのない行進曲を歌う 明日も明後日も 醒めないで あたたかく 背中を差す夕日が赤く透けて カーディガンの花の刺繍から漏れ出した あの日から止まれはしない |
| garudaおいしくるメロンパン | おいしくるメロンパン | ナカシマ | ナカシマ | おいしくるメロンパン | 鉄の靴で均す 無垢の沙上絵画 青く燃える空に伸びる螺旋階段 風に揺れる木漏れ日の中には もう誰もいない 翼のない僕と 沈みゆく小さな国 振り返ることなく 遠く消えゆく姿を いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも 僕は見つめている 宛てもなく 宛てもなく 明日の意味を探している 空高く伸ばした手を 包む温もりで 君がそこにいたってことを 僕は今 知るのさ 光の海の中で 新しく選ぶ色に 世界は染まっていく 泣いたりはしないさ 長い夢を見ていただけ はじめからずっと 僕には何もないだけ いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも 淋しそうな空 あの空を 慰める 言葉を今も探してる 祝福の鐘の音が 鳴り響く街で 君とまた出会えたこと 僕は今 知るのさ 風に舞う世界地図が 地平線を越えるまで そこで笑っていて それは報いの季節 割れる赤いシャボン玉 僕は歩き続ける 今も探している 空高く伸ばした手を 包む温もりで 君がそこにいたってことを 僕は今 知るのさ 眩しくても最後まで 逸さずに見届けるよ その結末を 僕の歩く道で 描く沙上絵画 青く燃える空を濡らすシャボン玉 君と踊る木漏れ日の中のワルツ たとえ僕に翼なんてなくても 君とまた出会えた |