| わかれの詩伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 有馬三恵子 | 鈴木邦彦 | 鈴木邦彦 | さよならをするため 飲んでいるなんて 誰の目にみえたでしょう ヨコハマ桟橋 別れても このまま暮しても 淋しさは変わらない せつない二人 うしろから呼びとめる 声を待ちながら 二人とも背をむけて 歩いてしまった 今もまだ連れだてば 恋人にみえる そんな夜別れたの ヨコハマ桟橋 明日から 何もないくせに おたがいの哀しみが あるだけなのに いつどこでどんな時 ミゾができたのか あなたにも私にも 言えないままなの 抱きあって くちづけしてみても 昔にはかえれない せつない二人 振りむけばどこかまだ 愛もあるくせに 二人とも背をむけた あの日のさよなら |
| そして今は幸福伊東ゆかり | 伊東ゆかり | たかたかし | 浜圭介 | 小杉仁三 | そして今は幸福です 可愛い女になっています 目覚めればいつも 彼の手が 優しく抱きとめ 微笑むの 朝は窓辺に花を植え 午後は読みかけの本を読み 夜ともなれば ひたすらに 彼の 彼の愛につつまれる私 そして今は幸福です 無邪気な女になっています 振りむけばいつも 彼の目が 淋しくないかと 気づかうの 今日は友達を部屋に呼び 明日は編みかけのレース編み 土曜になれば ひたすらに 彼の 彼の愛を待ちわびる私 今日は友達を部屋に呼び 明日は編みかけのレース編み 土曜になれば ひたすらに 彼の 彼の愛を待ちわびる私 |
| 或る手紙伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 有馬三恵子 | 鈴木邦彦 | 鈴木邦彦 | そしてあれから貴方も しあわせかしら 雨の降る日は濡れたり してないかしら いつも気にかかる あの二人の別れ方 見かけより貴方は もろいんだもの おなじあやまちしないで 暮してほしい 今にしてみて貴方の 良さを思うの なにかみたいに煙草を のみ過ぎないで いつも夜更かししてたの 直したかしら そして愛したら 今度こそは離さずに どなたかがいないと 駄目なんだもの そして私もしあわせ 見つけるつもり 愛の涙はあの日で 終りにしたの 一度こわれたら もうすべてはおしまいね さりげなく逢う日は 夢のまた夢 どうぞいい日のことだけ 思い出してね いつか月日がすべてを 流す時まで |
| 風が吹く道伊東ゆかり | 伊東ゆかり | たかたかし | 三木たかし | 葵まさひこ | ある日 振りかえる 足早に 通りすぎた道を ある日 思い出す あの人の優しい胸を もう一度もどりたい お河童頭の私に お祭りに 着飾って 声かけられたあの頃に もどりたいけど この道は この道は いつも風が吹くばかり ある日 振りかえる 花が散る冬の気配知って ある日 思い出す 柿の木の 赤い屋根を あの人は 幸せか 今でも小鳥が好きなの 月の夜 あぜ道で 手をにぎられたあの頃に もどりたいけど この道は この道は いつも風が吹くばかり |
| あのひと伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 有馬三恵子 | 加瀬邦彦 | 竜崎孝路 | 街灯り遠くあの人を思う 黙ったままで行かせた人を ひきとめていたら続いてるかしら 悔んでみたり しのんでみたり 愛しあった仲だもの あれはあれですんだこと 恋は思いがけなくて はじめもおしまいも あの人の暮した一年と二ヶ月 階段の下へ足音が消えて それきりなぜか別れた二人 あの人の気持ちわかる気がするの 愛したことも嘘ではないわ 泣いて燃えた夜もある 恨みあった時もある 恋が人のさだめなら あの日もさだめなの あの人に出逢えた一年と二ヶ月 泣いて燃えた夜もある 恨みあった時もある 恋が人のさだめなら あの日もさだめなの あの人に出逢えた一年と二ヶ月 |
| それから二人は伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 片桐和子 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二 | これからどうする 話も途絶えて かべにもたれ 唄をくちずさむ 静かなところで 二人になりたい 心のすき間 そっとうずめたい 男と女とが ゆきつくのは いつでも同じ事 それだけしかない 愛が消えるまで 誰かが与えて 誰かがうばうの 過去の事は 何もきかないで 忘れた昨日や 見えない明日に 生きるよりも 今を生きたいの 淋しくなったら 名前を呼ぶだけ やさしい腕に いつも抱かれたい 男と女とが ゆきつくのは いつでも同じ事 それだけしかない 愛が消えるまで いつかは捧げて いつかは捨てるの 明日の事 何もきかないで |
| 季節風伊東ゆかり | 伊東ゆかり | ちあき哲也 | 高田弘 | 高田弘 | そういえばあの頃 こんな青い空 汐風にまみれて くらしたふたりよ とおくまたちかく 波はきらめいて ひたむきに抱き合う あなたと私 陽はしずみ 陽はのぼり 燃えつきた 夏なのに この爪が おぼえてるあの胸 あの厚い胸‥‥ 死にたくもなるけど 今はそんなこと あの恋にであえた さだめをいとしむの そういえばあの日も こんな青い空 ひとことがたりずに 別れたふたりよ あなたから私 そしてあなたへと かよいあう何かは まだあったのに 陽はしずみ 陽はのぼり 燃えつきた 夏なのに くちびるに よみがえるあの髪 あの甘い髪‥‥ 生きてなら行くけど 今はそれよりも あの恋にであえた さだめをいとしむの |
| 暑中見舞伊東ゆかり | 伊東ゆかり | ちあき哲也 | 高田弘 | 高田弘 | あの人に誰からか とどいていた暑中見舞 意地悪ねあの人は ここにもういないわ なんどめの夏かしら 別れたのよ気まずいまま それはまたどこにでも ありそうなきっかけで ダメよダメなのよ とおくなるほどに バカねバカなのね こんなにも愛してるの ヤキモチを灼かせては たしかめたりホッとしたり 危なげにつづいてた あの生活(くらし)恋だもの 悪いことするように ポストに出す暑中見舞 お葉書をありがとう あの人の名前で 誰にでも妹と 言っていたわテレてたのね あの人のみえっぱり なつかしいしうちなの ダメよダメなのよ 今も他人とは バカねバカなのね どうしても思えないの 逢いたいと飲むたびに こぼすそうね淋しそうに お芝居はもういいの 帰ってよ恋だもの |
| 深夜放送伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 阿久悠 | 中村泰士 | | See you again あなたと別れて 五年が嘘のように過ぎた あの時ある夜 眠られぬつらさにラジオを きいてたその時 二人の記念の唄が 流れて来たの 読みかけの本落として 私は立ち上がるの See you again 心をゆすぶる あなたの言葉が 突然よみがえって来たの See you again あなたの吐息の 熱さを感じているようで 私はせつない リクエストしたのは誰だか 知らないけれども 二人の記念の唄が 流れて来たの ラジオと話すみたいに 私は泣いているの See you again 心をゆさぶる あなたの言葉が 突然によみがえって来たの あなたの言葉が 突然によみがえって来たの |
| お帰りなさい伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 阿久悠 | 中村泰士 | 馬飼野俊一 | 今は何もたずねないわ たった一言 「お帰りなさい」いうだけ 変わらないわ あなたの顔は それだけでうれしい 私のあなた しばらくやすんで 待っててね お酒の仕度だけ すませるわ 少しはうらみも あったけど いいの 帰ってくれたら 忘れないで帰ってくれた それだけでいい 「お帰りなさい」心から ばかなひとね おみやげなんか 買って来て ほんとに困ったひとね 今夜は私も いただくわ お酒も少しだけ 飲めるのよ ひとりでいるのは つらいから ちょっと 酔ったりしてたの |
| わたし女ですもの伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 橋本淳 | 中村泰士 | | 一度目は泣いた 二度目も泣いた いいえ今度は泣かないわ 祈りをこめて 皆んなあげた私 あなた信じたの 逢うたびにせつなく 涙がこぼれそう 愛を求めてすがり生きる わたし女ですもの 気になるわあなた ほかに誰れかいたの 甘い言葉をあげた女 水に流した 過去を知って私 胸が熱くなる かりそめの恋なら 捨てることもできた あなたひとりに この身賭けた わたし女ですもの 幸せがこわい 理由もなくこわい 淋しがり屋の 悪いくせ 他の女には 振り向いたりしない あなた約束よ 何処にでもあるような 小さな愛の生活 あなたひとりが 生きがいなの わたし女ですもの |
| ゆうべ伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 山川啓介 | 中村泰士 | 馬飼野俊一 | ゆうべ酒場で あいつに会った 別れてたしか 四年ぶりに 子供みたいな 澄んだ目をして 私の顔を 見つめていたわ あの頃のように 売れない絵ばかり 描(か)いているのさと ほほえんだあいつ 忘れかけてた美しい日々 私はいつか涙ぐんでた 夢を追いかけ 生きてた頃の 私の心は きれいだった 絵の具の匂い しみつく部屋で あしたを語り そして眠った 描(か)きかけの君の 横顔と今も 暮しているよと 笑ってたあいつ 幸せだとうなずいたけど 涙がひとつグラスに落ちた それじゃ元気でと 肩に手を置いて 何度も振り向き 消えてったあいつ 闇に隠れて私は泣いた 失くしたものをかみしめながら |
| わかれ雪伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 中山大三郎 | 中村泰士 | 森岡賢一郎 | そんな予感がして 窓をあけたら 雪がふっていたわ あなたはきっと 来ないでしょう すべて季節の せいにして すべてを雪の せいにして‥‥ 私たち もう終わりみたいね あれはまぼろしなの 吹雪の中で つよくだきしめて 寒くないかと くちづけた こころをとかす ささやきを わたしの耳に くりかえす‥‥ あんなにも あなたやさしかったわ あまい思い出だけ たどっていたら 雪はやんでいたわ とおくでひとつ またひとつ 灯りが消えて 夜が更けて 淋しさだけが ふえて行く‥‥ 私たち もう終わりみたいね |
| 春を待ちます伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 中山大三郎 | 中村泰士 | 森岡賢一郎 | 夜は言いました 夢がいけないと 夢は言います お酒がいけないと しあわせ一つ なみだが二つ めぐりあわせの かなしさよ わたしは女 春が行く 恋にもえました 恋に泣きました あとに残るは 思い出だけでした すてても行けず 抱いても行けず ひとり夜更けの 空をみる わたしは女 春に泣く 花は言いました 風がいけないと 風は言います 花がいけないと 散り行く花と 散らせる風に こころ残して 涙ぐむ わたしは女 春を待つ |
| 悲しみの出発伊東ゆかり | 伊東ゆかり | なかにし礼 | 東海林修 | 東海林修 | 追わないで追わないで 逆もどりさせないで 私に自由をあたえてほしいの あなたと別れたあとでしみじみ 私は涙をながすでしょう 悲しみの季節の 空をとんでみたいの 群からはなれた鳥のように さまよいつかれはてて なにかしらつかみたいの 出てゆく私をうしろから 止めないで 止めないで あなたを愛していたわ本当よ 私は幸せだったはず さようならあなたに うしろ髪をひかれる 私の背中を押してほしい さようなら私は 泣きはしない泣かない あなたも泣かずに送りだして 私が生まれかわる 明日の日を信じたいの 涙で私のたびだちを 止めないで止めないで ララララ‥‥ |
| 星空の浜辺伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 岡田富美子 | ボブ佐久間 | ボブ佐久間 | 心のおく人は誰れも 浜辺をもっている ひたひたよせ返す波を 愛のさざ波という 夜更けの貝のように 星空見上げて さびしくないとつよがれば 流れ星涙さそう あなたが満ちてくるの 私の浜辺に いつかみたいにそい寝して 子守唄聞かせて 心のおく人は誰れも 浜辺をもっている 目をとじると見える風を 愛の潮風という かもめの背中にのって むかえに行きたい 逢いたさ見たさつのらせる 三日月が何故かにくい 二人がかもめならば 私の浜辺で 羽根をかさねてぬれながら おなじ空飛べるわ 心のおく人は誰れも 浜辺をもっている 夜明け待たず登る朝日 愛の太陽という ララララ‥‥ララララ‥‥ |
| 逢いびき伊東ゆかり | 伊東ゆかり | なかにし礼 | 川口真 | 川口真 | 二人の行き場はどこにもないの どこにもかくれる場所さえないの 噂をおそれ 人目をさけて あなたと私が逢うのはもう止しましょう 愛してはいけない 愛されてもいけないの 抱き合えば抱き合うほど 悲しみがふかまる なのに私 あともどり出来ない 二人でいる時感じるものは それでも小さな幸せかしら 罪のにおいに 酔いしれながら あなたと私が逢うのはもう止しましょう 愛してはいけない 愛さずにはいられない ふれあえばふれあうほど 傷口がひろがる なのに私 あともどり出来ない 愛してはいけない 愛されてもいけないの 抱き合えば抱き合うほど 悲しみがふかまる なのに私 あともどり出来ない |
| 愛はなぜ終わる伊東ゆかり | 伊東ゆかり | なかにし礼 | 川口真 | 川口真 | あなたは今この私を 抱きながら 胸の奥で別れ言葉 探しているのでしょう いいのよ 好きだなんて言わなくて いいのよ 無理な誓いをたてなくて 躯と躯が 抱きあうときだけが 真実だと 思っているから 愛はなぜなぜ終わるの? 愛はなぜ命よりみじかいの? ああ 息がとまるほど 私を抱きしめて 抱きしめあった肌と肌が はなれると 心までも はなれるような 気がしてならないの いいのよ 明日のことは 言わなくて いいのよ 甘い夢など くれなくて 生きてることさえ 愛しあうことさえ まぼろしだと 思っているから 愛はなぜなぜ終わるの? 愛はなぜ命よりはかないの? ああ あとが残るほど 私を抱きしめて |
| かわいた女に雨が降る伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 一條諦輔 | 一條諦輔 | 高田弘 | ララ‥‥ かわいた女に雨がふる 今日も一日暮れました いそがしそうに暮れました かなしい事など想わずに 時間が過ぎたら幸せと そんなこんなで暮れました 夕暮れ雨がふってます ララ‥‥ かわいた女に雨がふる 明日を想えばいやですね これから一人もいやですね 夜の永さを想わずに 時間が過ぎたら幸せと 女同士で飲みますか 相合がさがにくらしい ララ‥‥ かわいた女に雨がふる 昔を想えば泣けますね 将来なんかも泣けますね 年の事など想わずに 毎日過ぎたら幸せと そんなこんなで生きましょうか 酔いどれ女が歌います ララ‥‥ かわいた女に雨がふる ララ‥‥ かわいた女に雨がふる |
| 女ひとり伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 一條諦輔 | 一條諦輔 | 高田弘 | 女暮しの武蔵野は 夕やけ色のきえる頃 一人の部屋に火をともし かたをショールにつつみます 愛はほしいと思うけれども あまり多くはのぞまない 少々派手な過去ゆえに つかれた女の一人ごと 女暮しの武蔵野は 野づらに秋のわたる頃 窓うつ風をききながら ついだお酒をみつめます さみしさだけでも人は愛せると そんなふうにも思えます 少々派手な過去ゆえに さめた女の一人ごと |
| ロマンチスト伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 松本隆 | 筒美京平 | 筒美京平 | 小雨の部屋を別れに選ぶ あなたもロマンチストな人ね カフスをはめこむ指が 声よりつめたくあばよって私に告げたよ 片方失くしたままのイヤリング うつむく床に涙が光る 振り向きあなたが投げた 白いハンカチが宙に舞う 男の気取りだね 「しょうがないよ男は」 「しょうがないわ女は」 なりゆきだね 別れの筋書きが途切れりゃ あとは泣くだけ 心配しないでいいよ今は あなたも私も大人同士 心の包帯くらい 自分で巻けると強がった 可愛げのない女 どうして小指の先も愛が 無いくせ私を口説けたのよ あの夜あなたの肩に 朝までひじてつしていれば 泣かずにすんだのに 「しょうがないよ男は」 「しょうがないわ女は」 決まってるわ シーツをすっぽりとかぶって あとは泣くだけ カーテン薄目に開けて独り 舗道を渡るあなたを見てた 背中に目があるように あなたがいきなり手を振った 最後まで気障な人 |
| プレイボーイ・マガジン伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 松本隆 | 筒美京平 | 筒美京平 | あなたは安手のトレンチ・コート ボガードみたいにはおって消えた 私のソファーに残したものは 烟草(タバコ)の煙と旧(フル)雑誌だけ Hah Hah Hah プレイボーイ・マガジン Hah Hah Hah プレイボーイ・マガジン 愛を破いて捨てて行く人 ピンナップでもはがすみたいに ああ つめたいわ夢に遊ばれ つめたいわ言葉にふられて ああ また独りでジン・ライム飲んで泣いてる あなたの走らす車を追いかけ 小雨に打たれてヒールを折った 心の支えを急に失くして 舗道にひざつき泣き笑いした Hah Hah Hah プレイボーイ・マガジン Hah Hah Hah プレイボーイ・マガジン 恋を毎日とりかえる人 まるでシャツでも着替えるようね ああ せつないわ時に流され せつないわ都会に追われて ああ またひとつ人生を知ってしまった |