| トロイメライnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | きみコ | 佐々木淳 | お気に入りのワンピースが皺になった 直しもしないで 見てた夢は夢の続き もやがかったため息まじりの部屋 梁だらけのこの部屋では折れ曲がった空しか映せない ぼやけた色 ちゃちな光 願う前に消えてくプライド きみがいなくちゃうまく眠れない そんな夜にはもう飽きたんだ 夢か現かバーチャルかリアルかなんてさ もうどっちでも 空っ風 遠い未来 空まで飛ばしてよ 暗い海の底はキレイなの 探してた トロイメライ あたしを攫ってよ 身体も心も連れてって 空想でもいいから今日を照らしてよ 狭いとこは苦手だから本当はどっか遠くへ行きたいよ 表と裏 光と影 あたしなんてどうせ後者でしょう? きみの香りも空の青さも忘れてしまえたならいいのにな 小さなこの部屋に漂う魔力は なんてさ 強いんだ 空っ風 遠い未来 空まで飛ばしてよ 飾ったまんま時が流れても 探してた トロイメライ 涙を拭ってよ 思い出をなぞっても消えないで 妄想ならいいでしょ 何度潜っても 空っぽだ 遠い未来 果てまで飛ばしてよ 戻れないくらいに遠くまで 探してた トロイメライ あたしを攫ってよ 醒めないままでもいいからさ 空っ風 遠い未来 すべてを奪ってよ 暗い海も空もこの部屋も 探してた トロイメライ あたしを笑ってよ どこへも行けない弱虫と 嘘ならいいのに 全部 わかってる |
| 星に届くよnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 明けの空に浮かぶ優雅な三日月 眩しすぎて行方不明の星の屑 だれもかれも眠りの淵で瞬き 知らん顔で夜露を食べる花の種 この世界からぼくだけを連れ出してよ ついでにちょっと成層圏からこの街を見下ろしたら ぼくが生まれた朝もきみに出会えた夜も 万華鏡のように妖しく光り絡まって蘇るよ 夢を濡らした日々を自分勝手に積み上げて 雲に届けばひと口でほら泡のように消えた 急ぎ過ぎたメトロノームの音色に 色を付けたあの日のぼくと踊り出す やぶれかぶれ 酸いも甘いも爆音で おとぎ話 それもそうだな 人生は 風が鳴いたら さよなら 目を伏せないで 合図を待って笑い飛ばしてよ 遠くまで 知らないふりで 待ちに待った無重力で空を一気に飛び越えて 走馬灯がもし流れるのなら取り出して抱きしめるよ 旅の答えはすでにエンドロールのその中に 逆さまの文字 愛しいあの子 泡のように消えた この世界からぼくだけを連れ出してよ 最後にちょっと成層圏からこの街を見下ろしたら ぼくが生まれた朝もきみに出会えた夜も 万華鏡のように妖しく光り絡まって蘇るよ 夢を濡らした日々を自分勝手に積み上げて 雲に届けばひと口でほら泡のように消えた 最果ての空 星に届くよ |
| クライマックスnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 降り注いだ光に目を細めて息を継いだ 首を伝う雫に鳴る鼓動 すべての音が遠くで響いた 思い出すのはきみの声 ぼくをただ導くような 聞こえる はじまりの音 照り付ける夏の陽に弱さを隠して飛び出した 今のぼくに残された時はあとどれくらい? 終わらないでもう少し 届かなくて苛立つこともあった そんな夜は 首に下げた小さな約束を握り眠った 唇を噛んで 負けることより怖いのは逃げ出してしまうことだ 聞こえる アルプスの声 吹き抜ける風を背に乾いた地面を蹴っ飛ばして 今のぼくでひとつでも先へ行けるはずさ 終わらないでもう少し ぼくらは今日を 消えゆく今日を 零さないように掴んでは打ち返す 高く上がって放物線を描く ぼくらの未来まで飛べ 照り付ける夏の陽にすべてを託して駆け出した 今のぼくらこれが最後だと夏が告げる 終わらないでもう少し もう少し あと少し |
| 光のない街nano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 きみが笑う それだけでもう嬉しかった 世界を憂うことに疲れた ぼくの目に映った空は青く まだひとりで闘うフリをして握り締めた拳に爪が刺さる いっそ捨てちゃえば楽になるかな そんなつもりさらさらないだろう 零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 今もまだこの場所できみを待つぼくは 零れてしまった隠した声 忘れられなくて鳴らした歌 きみと笑う それだけがもう救いだった 自分を騙すことにも慣れた 諦めた先にも答えはなく このまま光のない街でキオクだけを繋いで息をするの? 何度目の春に花は咲くだろう ぼくの声はいつまで出んだろう 凍えてしまうよ 長い夜の先を 暗い朝の果てを ぼんやりと照らす光は幻で 絶望を知れば強くなるのなら弱いままできみを想うよ ずっと 凍えそうになった冬の隅で 掠れそうになった乾いた声 はぐれてしまったふたつの手に 消えずに残った小さな歌 零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 今もまだこの場所できみを待つぼくは 零れてしまった隠した声 忘れられなくて鳴らした歌 きみと笑う そんな日々が光だった 長い夜を抜けて |
| ぼくと大人とチョコレートnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | きみコ | 佐々木淳 | 大人になったら大好きなチョコレートも 鼻血が出るくらい食べられると思ってた そしたらきっと泣き虫なぼくの 涙のスイッチもなくなると思ってた 大人になったら大切なものが何か迷わないくらいに強くなると思ってた そしたらきっと穏やかに日々を笑って愛していられると思ってた だけどもまだわからないよ 泣き虫も直りそうにないな ヒトリボッチに震える夜がなくならないのはだれのせい? ねえ ココから進めないとしてぼくを縛り付けるものを 捨てられたらいいの?忘れたらいいの?それが大人になることなの? 憧れたのは正義の味方じゃなくて 世界を束ねる権力者じゃなくて 孤独を盾に戦うあの子の傷つき歪んだココロに咲く花 大人になるとはどんなこと?問いかけるぼくはまだ子供? 隙間もなく並べられた正論なら聞きたくはないな だけどこんなぼくも いつの日か夢を見落として見落としたことも見落として 作られた日々に溜め息をついてこんなもんだろと笑うかな それが定めでも 定めじゃなくても ぼくらいつまでも迷いながら今は今を笑うだけだ |
| 月の出る丘nano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 茜に染まる街並みにぼくの影はどこまで伸びるの もっと遠くまで行けたらいいと思うけれど 「月の出るとこを見に行こう」 きみの声は耳に甘く ぼくは少し強くなれたみたい 勘違いでも良いと思った 名前を呼んだらすぐに消えるようで 思わず息を止めてしまうよ 昇る月を見て横目できみを見た ぼくらしく生きるとか二の次でいいや 雲の隙間からまあるい瞳のように ふたりを見つめてる その光を仰ぐ 月の出る丘で ゆっくりと空を横切りいつの間にか高くへ届くよ 決して止まらない時は今宵も偽りなく ふたりの間にあるのはいつもどこか朧げでも まだ消えることはない光 何度も何度も灯し続ける 真っ直ぐココロの奥を覗けたらな こんな夜なら許されるかな 昇る月を見て横目できみを見た 知らないことが多いほど惹かれてしまうよ 夜の真ん中で秘密を分け合うように ふたりは見上げてる その光を纏う 月の出る丘で 昇る月を見て横目できみを見た ぼくらしく生きるとか二の次でいいや 雲の隙間からまあるい瞳のように ふたりを見つめてる その光を辿る 月の出る丘で |
| ジルコニアnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 取りこぼしたきみの欠片 闇に溶けて見失った 仮初めでも光るのなら その姿を辿る 地上ではない 空でもない 中途半端なこの空間を ぼくはひとり漂っていた 標などもうどこにもない 風に鳴く木々の声は恐ろしく いつか見た悪夢の奥底へと引き戻すよ せめて夢でまた会えたら だれも嫌いにはならずに 何者だってもう構わない 現れてよ 慰めが欲しいわけじゃない 思い出になんて縋らない ずっと消えないままで 擦り潰したきみの欠片 喉の奥に張り付いたまま 泡沫でも溶け合えたなら うつろさえも塞ぐ 見慣れた空 見飽きた色 いくら待っても届きはしない ガラス窓に映る世界 認めたらきっと楽だろう キリがない衝動も 途切れない情念も ありえない想像も 嘲笑えよもう 薄れない亡霊は 絶え間ない残像を まだあの日から進めずに 朝を待ち侘びた横顔に見惚れたまま 抜け出せない悪夢の奥底から手を伸ばすよ ぼくを救い出す何かが美しいものと限らない 偽物だってもう構わない 現れてよ いつか夢でまた会えたら ぼくを嫌いだと叫べよ 何者だってもう構わない 現れてよ 後悔になんの意味がある 傷跡はどうせ消えるだろう ずっと死ねないままのぼくを遺して |
| 初期衝動nano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 羽を宿したクツで昨日を飛び越えた あの日のぼくには譲れないものがあった 変わり続けることで汚れてしまった? いつから世界はこんなに色を失って モノクローム なにを隠した ディスコードの真ん中から聴こえてくる音が今 始まりを告げた 何度だって構わない 抗うほどにキレイに鳴って 途切れない衝動で掻き鳴らし続けるよ 鼓膜の向こうにある未来 自由を求めた末に自由を手放した 似合わない言葉は誰にも届かなくて あかく塗れたぼくのクツはいつからか 昨日と明日のあいだで羽を失って モノクローム ぼくを隠した ローコードの指先から流れたのは錆びない想い 鳴らしてよ 削れたってやめない 最後だって構わない 飛べちゃうくらいに華麗に舞って 押し殺した本音で飼い慣らされたままじゃ掴めるはずもない未来 絶え間なく響け ぼくの中うずくもの 命を焚べてここまでおいで 答えのない感情はどうしたって消えやしない 吐き出せ今 始まりを鳴らせ ノイズだって構わない 抗うほどにキレイに成って 途切れない衝動で掻き鳴らし続けるよ あなたと共にある未来 歪んでも 歪んでも 歪でも 止まない衝動 理由とか使命とかそんなものどうだっていいよ 歌っても 歌っても 歌っても 消えない衝動 始まりを鳴らせ |
| 錯月nano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 首筋をなぞって落ちてく祈り 背中を這う正体不明の瞳はいくつ 影の中潜んだ何かに怯え 振り返れば今いる場所さえ揺らぐ 永遠に続くような気がして怖くなるけれど それでいて孤独から目を背けているんだ 今さら 橙色した月のようにどこまでも追い掛けてくる 呼吸を止めても目を閉じても心までは逃げられない 近付けば流れ 離れれば淀み あいだを探れば立ち眩む こめかみを叩いて深くに響く 鼓膜の奥鳴り止まぬ声に感情は皆無 喉元を過ぎても何ひとつ消えず 追い掛ければ元いた場所へと戻る 永遠に昇るようなトリックに飲み込まれた それでいて空の方へ目を凝らしているんだ 今でも 橙色した月のようにどこまでも追い掛けてくる 声を枯らすほど泣き叫んでも痛みまでは吐き出せない きみという光 ぼくという翳り 分かち合えるほどわかれない 永遠を望むほど愚かしくなんてないけれど それでいて終わりから目を逸らしているんだ 今もずっと 橙色した月はやがて宵闇を照らしはじめる 夜を無くすほどそばにいてもぼくらはきっと満たされない 始まりを告げたその時から付かず離れずついてくる 歩みを止めれば楽になれど戻ることは許されない きみという祈り ぼくという痛み 形を変えまた忍び寄る |
| リミットnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | ぼくらに残された時間がゼロになる前に 可能性を映す鏡 恐る恐る覗き込めば 薄目で見えたぼくの姿に思わず目を背けたよ どうしても欲しいものがある その代わりにどれだけきみを傷付けただろう 鏡の中ぼくが醜く笑った この先へ進めばじきにゼロになる あの日きみが泣いたことさえも気付かずに ぼくは何を掴もうとしていたのだろう そんな犠牲に見合う未来がどこにある ゼロになる前に ありのままでいられるよにココにいると決めたくせに 消せない嘘を重ね続けて幻だけ残してた どうしても欲しかったものは手にした途端 輝きだけを失ってくよ 愚かさを知るほどに怪しく濁って 薄れゆくカラダはじきにゼロになる それさえ 目の前に広がる無数の可能性 取り上げたヒトツを鏡に映すよ 逸らさずに向かい合ったぼくの目が映すべきものは 鏡じゃなく目の前にあるもの あの日きみが泣いたことさえも気付かずに ぼくは何を掴もうとしていたのだろう そんな犠牲に見合う未来がどこにある ゼロになる前に ぼくらに残された時間を ぼくらが赦された世界で 終わりが来るまできみと居たい ゼロになる前に 戻らなきゃ |
| マジックアワーnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | ゆるやかに色を変えてく魔法のような時の中 きみが笑うならぼくは何にだってなれるよ 遠回りした先で見つけたうららかな日々 他愛ない悪戯にきみの声が高く響く 雨上がりで跳ねたぼくの未来 いつの間に飛び込んだ世界でぬくもりを数えていた 窓の外 溢れる光さえ愛しく思うから ゆるやかに色を変えてく魔法のような時の中 きみが笑うならぼくは何にだってなれるよ やわらかなこの瞬間がいつまでも続きますように まるでキレイな夢 醒めることのない時間を泳ぎながら 思い出の欠片から零れた喜びの種 抱きしめた昼下がり 甘い匂い 溶ける秘密 咲いたらまたきみと出掛けよう 鮮やかに色を付けてく魔法のような時の中 響く鐘の音 明日もまたきっと晴れるよ 変わらずに居られなくても大切に紡げますように 忘れかけていた遠いキオクの隙間に潜り込んで 裸足で駆けてた 芝生の青 転んで見上げた おとなになった(こどもになった)今なら遠くまで見えるだろう 夕焼けが飲み込んだ世界に永遠を願うぼくは 彩られた景色のその向こうをまだ知らないけど ゆるやかに色を変えてく魔法のような時の中 きみが笑うならぼくは何にだってなれるよ やわらかなこの瞬間がいつまでも続きますように まるでキレイな夢 醒めることのない時間を泳ぎながら 消えることのない世界を歩きながら |
| 果てなきブルーnano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | 見上げたのはいつかの青い空 その奥に広がる青い宇宙 どこまでも行けると信じていた あの日から軌跡は続いてる 今も 手にしたのは小さな夢の粒 ひとつひとつ拾い集めてきた そのすべてがぼくを守るように この胸の深くで光ってる 今を歌え あの空を抱えて何度でも 突風に飛び乗れ てっぺん駆け上がれ 果てなきブルーと共にあれ 栄光の正体を 存在の証明を 気高き獣のように声を上げろ 閉じ込めた痛みは消えないまま 敗北の味にも慣れやしない 限りある命に怯えながら 目の前の奇跡を信じてる 今も 限界を定める前に仰ぎ見ろ だれのものでもないブルーその向こうを 想像を超えた未来へ手を伸ばせ 透けて見えた光はきっと 照らせ 闇を 照らせ 明けない夜を 照らせ 闇を 光れ 果てなきブルーよ 突風に飛び乗れ てっぺん駆け上がれ 果てなきブルーと共にあれ 栄光の正体を 存在の証明を 気高き獣のように声を上げろ 照らせ 闇を 照らせ 明けない夜を 照らせ 闇を 光れ 果てなきブルーよ 照らせ 光れ ブルーよ |
| 星とぼくの座標nano.RIPE | nano.RIPE | きみコ | 佐々木淳 | 佐々木淳 | ぼくらにもっと知恵があれば光の元へ届くのだろう ぼくらにもっと夢があれば光の果ても描けるだろう 羊が眠る静かな夜 結んだ星に名前を付けた 88の物語の続きは誰が描くのだろう いつかはすべてが終わるとしても 消えゆくことなど恐れはしない 見えないものにも命は宿り そうしてぼくらは生まれてきたよ ぼくらはきっと思うよりも知らないことで守られてきた 隣で眠る小さな灯を絶やさぬ術などないとしても 生まれた意味なんてどうでも良いことさ 限られた時をぼくはきみと居たいよ まだまだココにいるよ ぼくらは生きているよ 光を遺しながら流れるように漂えば あの子も眠る静かな夜 結んだ星は標となりて 88の物語から零れた日々を照らすのだろう いつかはすべてが終わるとしても 夢見ることから逃げられやしない 見えないものにも命は宿り そうしてぼくらは生まれてきたよ 世界へ 星となって 生まれた光のその最期を見届けられずに果てようとも 生まれた証はぼくの中に誰にも見せずに輝くだろう |